【山梨】富士山初冠雪を臨む初秋の扇山ハイキング
こんにちは。
探検日和管理人の静岡県産のおちゃ(@ocha_shizuoka)です。
暑さも弱まり登山を再開したくなるものの、行き先に迷うのがこの季節。
低山では紅葉がまだだし、高山はもうだいぶ寒そう。てか、自家用車がないと気軽にはいけない……。
迷っていても仕方がない、とりあえず特に見どころがなくても(失礼)行っちゃおう!と決心し、山梨にある扇山へ出かけました。
目次
- ルートの紹介
- 8:40 鳥沢駅から登山口へ
- 9:44 登山口に到着
- 11:31 山頂で待ちに待ったお昼ご飯!
- 12:21 下山 シーズン外でもいい景色
- 14:57 駅に到着したものの……
- 旅のまとめ 予算など
ルートの紹介
扇山は、山梨県にある標高1138mの山です。
今回は鳥沢駅からのぼるルートを選択。
当初はお隣猿橋駅から百蔵山を経由し、扇山まで縦走するコースにしたいと考えていたのですが、久々の登山ということで扇山単体登山になりました。
このコース、一つ不満があるとすればコース上に温泉がないこと。
調べてみると温泉の情報は出てくるのですが、閉店していたり少し遠かったり。
想像よりも坂のきついコースだったため、ぜひ温泉で痛んだ筋肉を癒したいところでしたが、致し方ありません。
8:40 鳥沢駅から登山口へ
椅子の足元から噴き出す暖かい空気に季節の移ろいを感じながら電車に揺られ、8:40ごろ鳥沢駅に到着。
田舎出身としてはホッとする里山の景色が広がります。
駅のロータリーにはいくつかの自販機とトイレがありますが、コンビニは少しルートから外れ、左手に数分進んだところにしかありません。
駅前の横断歩道を渡ると、すぐに扇山を示す看板を発見。
看板を過ぎると坂の多い住宅街に入り、ぐんぐん標高を稼いでいきます。
地図を見なくても問題ないほど頻繁に看板が設置してあり助かりました。
分岐には必ずと言っていいほど設置されています。
少し歩くと林道に突入。
道は舗装されており、付近にゴルフ場があるのか人の声も聞こえます。
足元に秋のみのりを発見。
ちなみに熊も出るようです。
平日は静かに登山を楽しめる雰囲気だったので、ソロハイカーの皆様は熊鈴を持った方が良いかもしれません。
途中林道がつづら折りになる場所があり、そこから登山道は脇道に入り急に鬱蒼とした雰囲気に。
舗装もなくなり、蜘蛛の巣とザックのひっかかりに要注意です。
この山道は近くに沢が流れているのか、「こんな山の中にどうしてあなたが!?」というような生物にも遭遇します。
道中たくさんのアシナガバチと、可愛い3匹の蛇さんにも出会いました。
この時期に登山される方は、ポイズンリムーバーも持った方が安心かもです。
9:44 登山口に到着
あんなに坂歩いたのにまだ登山口到着してなかったんかい!と正直思いましたね。
やっとここで登山口に到着です。
登山口には今どき珍しい、ボットン便所(多分。2000年代に入ってから生まれた私は初めて遭遇したためこれが本当にボットン便所というやつなのか自信が持てない)があり、立派な管理棟とたくさんのベンチがあったものの、平日ということもあり人はいませんでした。
結構整備されている印象の登山口です。
が、ここから先はひたすら山を登ります。
YAMAPでは途中水場があることになっていますが、そのまま飲料可能かは微妙な感じでした。
沸かした方が安心かも。
一人ヒーヒー言いながら、そして時々私より何倍も生きてるであろう老夫婦の方に抜かされながら山道を登ります。
私老後大丈夫かなぁなんて思いつつ上を見ると、まだまだ続く山道。
途中祠に手を合わせ、横で少し休憩させてもらいます。
上り坂の続く山道を抜けると百蔵山と扇山の分岐点に到着。
分岐点足元にたくさん落ちていたこの実?のついた葉っぱはなんだろうと思い調べてみると、どうやら虫瘤のようです。
参考)カシワの葉の裏にびっしり実が付いています。|平岡ビオトープ通信
子供が大切に集めたりすることもあるようですが、後で虫が孵ると大惨事になりそうですね。
見た目は綺麗なんだけどなぁ。
分岐点以降は山頂までなだらかな明るい稜線歩きが続きます。
後もう少し!
俄然やる気を取り戻してどんどん進みますよ!!
11:31 山頂で待ちに待ったお昼ご飯!
少し歩いてすぐに山頂に到着。
山頂は広場のようになっており、いくつかあるベンチからは富士山が見えます。
2023年富士山初冠雪の日だったのですが、山頂にいる間にみるみる溶けていってしまいました。
実家の母に聞いたところ、静岡側の方が雪が残ってたみたい。
さてさて、お腹ももうぺこぺこ。最高の景色を眺めながら簡単なお昼にします。
今日のお昼は冷凍の焼きおにぎりと祖父一押しの缶詰、写真では見切れていますがインスタントの野菜のお味噌汁です。
このおにぎりはすでに焼き目がついており、焼かなくても食べられるので便利です。
この時期なら朝冷凍庫から出してそのままリュックに入れて持って来ればいい感じに自然回答されるため、保冷剤が必要ありません。
インスタントのお味噌汁は、この揚げなすの味噌汁が最高に美味しいです(これも祖父の一押し)。
特に山ご飯は普段と比べて野菜の量が減ってしまいがちなので、この野菜たっぷりシリーズがおすすめ。テント泊にももってこいです!
平日でも山頂には私以外に3、4組の方がいらっしゃいました。
休日や紅葉シーズンはベンチが埋まってしまいそうなので、レジャーシートを持っていくと良いかもしれません。
12:21 下山 シーズン外でもいい景色
お昼を食べて休憩したら下山開始です。
冒頭でも書いた通り、この季節は桜が咲いているわけでも、名物のさつきが見頃なわけでもなく、紅葉にもちょっと早い。
わざわざ登山をするタイミングではないかもしれませんが、意外といい景色が楽しめました。
のんびり写真を撮りながらの下山です。
今回の相棒も、いつものおじいちゃんカメラNIKON D70さんです。
里に降りるとモデル気取りの黒猫さんも写真を撮らせてくれました。
14:57 駅に到着したものの……
駅に着いたものの電車の時間が合わず、なんと次の電車は30分後。
トイレを済ませて飲み物を買っても時間が余りまくりです。
少しお腹も空いたので(早い)コンビニに向かってみることに。
と、思ったのですが、なんと駅前の横断歩道を渡ったところに和菓子屋さんがあるではありませんか!!
出発時は朝早かったからか気がつきませんでした。
コンビニスイーツもそこそこの値段するしと思い入店。栗や胡桃を使ったたくさんの和菓子が並びます。
とても感じの良い店の方によると、その日は大福などは売り切れてしまったとのこと。
一つに絞りきれず、結局栗どら焼きと胡桃饅頭を購入。
駅まで戻り、ホームで早速いただきまーす!!!
疲れた体に染み渡る甘さ。一瞬でなくなりました。
旅のまとめ 予算など
なんやかんや楽しんだ扇山の旅ですが、新宿からであれば1時間50分前後、¥1340でアクセスすることができます。乗り換えもほぼなくどこかしらで座れると思うので、ゆっくり本を読みながら電車に揺られるのも豊かな休日感があって素敵です。
駅前から歩き始めることができ、バスなどへの乗り換えを計算しなくていいのは楽ちんポイントですね。
近くに猿橋という観光名所もあるため、余裕がある人はそちらに足を伸ばしても良いかもしれません。
次は百蔵山にも挑戦したい。
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